アクセス権の設定時に考慮すべき項目
アクセス権を設定する際は、次の項目について検討した上で作業を進めてください。
- アクセス権の対象とするユーザー/組織/施設
- アクセス権を付与するユーザー
- 権限の種類
- セキュリティモデル
アクセス権の対象とするユーザー/組織/施設
どのユーザー、組織、施設に対してアクセス権を設定するかをあらかじめ決めておきます。
ユーザーは、組織やロール単位でも選択できます。施設は、施設グループ単位でも選択できます。
アクセス権を付与するユーザー
アクセス権の対象とする予定にアクセスできるユーザーをあらかじめ決めておきます。
ユーザーは、組織やロール単位でも選択できます。
権限の種類
予定にアクセスできるユーザーに対して付与する権限をあらかじめ決めておきます。
権限には、次の4種類があります。
- 閲覧権限
- 追加権限
- 変更権限
- 削除権限
注意事項
- ログインユーザーが参加者である予定は、閲覧権限だけを設定しても予定の変更または削除が可能です。
- ログインユーザーが予定に参加していない、かつ、予定を閲覧できないユーザーが参加している予定は、予定の詳細画面を表示してもエラー(GRN_SCHD_13002)が発生します。
セキュリティモデル
予定にアクセスできるユーザーを設定する際、事前に「操作を許可する対象を選択する」か「操作を禁止する対象を選択する」かを選択する必要があります。この機能を「セキュリティモデル」と言います。
選択したセキュリティモデルによって、ユーザーに権限を与える方法が変わります。
セキュリティモデルについての詳細は、次のページを参照してください。
セキュリティモデル
セキュリティモデルと権限の組み合わせについては、次のページを参照してください。
セキュリティモデルと権限の組み合わせ
ユースケース
たとえば、「社長の予定は役職者と秘書だけが閲覧できる」といった運用をしたいとします。
この場合、アクセス権は次のように設定します。
- アクセス権の対象ユーザーを「社長」に設定
- セキュリティモデルを「GRANT(許可の対象を選択する)」に設定
- アクセス権を付与するユーザーを「役職者」と「秘書」ロールに設定
- 「追加する状態」(権限)のうち、「閲覧」を選択
このように設定すると、「社長」の予定は「役職者」と「秘書」だけが閲覧可能になります。そのほかのユーザーは、社長の予定を閲覧/変更/編集/削除できません。