「新しいファイル読み込み方式」と「従来のファイル読み込み方式」
「ファイルから読み込む」画面の「各種読み込み設定」では、「新しいファイル読み込み方式」と「従来のファイル読み込み方式」のいずれかを選択します。 ここでは、それぞれの読み込み方式の違いや読み込みオプションについて説明します。
主な違い
読み込みエラーが発生した場合の処理
従来のファイル読み込み方式:
ファイルの中に読み込めないデータが1つでもあった場合は、その時点で読み込みを停止し、すべてのデータが読み込まれません。
新しいファイル読み込み方式:
ファイルの中に読み込めないデータがあった場合も、次のデータの読み込み処理を継続します。これにより、読み込み可能なデータのみがアプリに読み込まれます。
読み込み時に発生したエラーの確認方法
従来のファイル読み込み方式:
「読み込まれたファイル」画面で、読み込み時にエラーを検知した最初の1件と、そのエラー内容を確認できます。
新しいファイル読み込み方式:
「読み込まれたファイル」画面で、読み込まれなかった行数を確認できます。
また、読み込まれなかった行と、読み込まれなかった原因を、CSV形式でダウンロードできます。
エラー内容に応じてCSVファイルを修正することで、読み込まれなかったデータを再度読み込むためのファイルとして利用できます。
ルックアップフィールドの読み込み条件
従来のファイル読み込み方式:
ルックアップフィールドの設定で「コピー元のフィールド」として指定されたフィールドに、値の重複禁止が設定されていない場合は、ファイル読み込みの対象として指定できません。
新しいファイル読み込み方式:
ルックアップフィールドの設定で「コピー元のフィールド」として指定されたフィールドに、値の重複禁止が設定されていない場合も、ファイル読み込みの対象として指定できます。
読み込みオプション:読み込みエラーを検知した場合、それ以降の行は読み込まない
新しいファイル読み込み方式を選択した場合、オプションとして[読み込みエラーを検知した場合、それ以降の行は読み込まない]を選択できます。
このオプションにチェックを入れると、ファイル読み込み時に読み込みできないデータがあった場合に、それ以降の行を読み込まずに中止できます。
読み込むファイルの行の順番を維持してアプリへの読み込みを行いたい場合に便利です。