交通費を月ごとに計算して申請したい

記事番号:040769

kintoneでは、交通費の合計額を月ごとに自動計算して申請・承認を行うためのアプリを作成することができます。
そのようなアプリを作成する場合のポイントは、次のとおりです。

ポイント:

  • テーブルを利用して、交通費を月ごとにまとめて管理します。
  • 計算式を利用して、交通費の合計額を自動計算します。
  • プロセス管理を利用して、交通費の申請・承認フローを設定します。

ここでは、上記の項目ごとに設定例を紹介します。

交通費を月ごとにまとめて管理する

交通費を月ごとに管理するには、テーブルを利用すると便利です。月ごとに新しいレコードを登録し、そのレコード内で、1日ごとの交通費をテーブルの行を増やして登録します。

アプリでは、以下のように設定します。

  • アプリのフォームにテーブルを配置します。
    フォームにテーブル(表)を追加/削除する

  • テーブル内には、1日ごとの交通費を登録するためのフィールドを配置します。
    例:日付、訪問先(文字列1行フィールド)、交通手段(ドロップダウンフィールド)、金額(数値フィールド)

テーブル配置イメージ

合計額を自動計算する

交通費の合計額を自動計算するには、計算フィールドを配置して計算式を設定します。配置した計算フィールドに、テーブル内の数値を参照したSUM関数を設定すると、テーブル内の数値の合計額を計算できます。
計算式の設定
[SUM、CONTAINS関数]テーブルの計算

アプリでは以下のように設定すると、月ごとの交通費の合計額を計算することができます。

  • アプリのフォームで、テーブルの外に計算フィールドを配置します。

  • 計算フィールドでは、以下のように設定します。

    • フィールド名:「合計金額」
    • 計算式:「SUM(金額)」*

    *( )には、合計額を計算したいフィールドのフィールドコードを指定します。

計算式の設定例

申請・承認フローを設定する

交通費の申請・承認フローを設定するには、プロセス管理機能を利用します。
プロセス管理機能とは、複数のユーザー間でレコードの編集や確認をするためのプロセス(ワークフロー)を設定できる機能です。
プロセス管理の設定

アプリでは、以下のように設定します。

  • アプリの設定のプロセス管理機能で、「未申請」「上長確認中」「承認」「差し戻し」などのステータスを設定します。
  • 各ステータスに対して、作業者や条件、アクション名(ボタン名)などを指定します。

これらの設定を行うと、レコードに申請・承認のためのボタンが表示されるようになります。

プロセス管理の設定例