営業支援パックを使ってみよう
アプリパックは、関連性のある複数のアプリをまとめて一度に追加できるパックです。
ここでは、「営業支援パック」とサンプルデータを例に、アプリパックと活用方法を説明します。
営業支援パックの概要
「営業支援パック」は、顧客や案件、商談を一元管理できる、営業活動に便利なアプリパックです。
「顧客管理」「案件管理」「活動履歴」という3つのアプリで構成されており、アプリ同士がkintoneの機能で連携することで、それぞれに登録した情報をアプリ間で活用できます。
それぞれのアプリは、次の機能でアプリ同士を連携しています。
- アプリアクション
レコードのデータをコピーして、指定したアプリにレコードを登録する機能です。 - ルックアップ
アプリに入力する情報を他のアプリから取得する機能です。 - 関連レコード一覧
指定したアプリの条件にあてはまるレコードをフォームに一覧表示するフィールドです。
また、自社の業務に合わせて、アプリの入力項目を追加したり、一覧機能、グラフ機能、通知・リマインド機能などを活用することもできます。
新規顧客の情報を登録する
営業で新しい顧客を獲得したときにアプリパックを使うと、次のような業務の流れになります。
(1) 営業担当者が、新規顧客を獲得
(2) 顧客管理アプリに顧客情報を登録
(3) 顧客から新規案件の引き合い
(4) 案件管理アプリに案件情報を登録
(5) 案件について、顧客との商談に進展
(6) 活動履歴アプリに商談の情報を登録
アプリの連携により、顧客管理には複数の案件を紐付けて登録、案件管理には複数の活動履歴を紐付けて登録して、データを一元的に管理できます。
顧客情報を新規登録する
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顧客管理アプリを開き、画面右上の+の形をした[レコードを追加する]アイコンをクリックします。
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レコード追加画面で、フォームの各項目を入力し、[保存]をクリックします。
顧客情報に紐づいた案件情報を新規登録する
サンプルデータの顧客、「戸田ネットソリューションズ」を例に、操作の手順を説明します。
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顧客管理アプリを開き、サンプルデータ「戸田ネットソリューションズ」のレコード詳細画面を開きます。
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レコード詳細画面で、[新規案件を登録する]をクリックします。
アプリアクション機能の設定により、顧客名を引き継いだ、案件管理アプリのレコード追加画面が表示されます。
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案件管理アプリのレコード追加画面で、「顧客名」の[取得]をクリックします。
ルックアップ機能により、顧客の部署名と担当者名が参照先から取得されます。
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他の各項目を入力し、[保存]をクリックします。
顧客情報に紐づいた活動履歴を新規登録する
サンプルデータの顧客、「戸田ネットソリューションズ」を例に、顧客の新規登録を説明します。
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顧客管理アプリを開き、サンプルデータ「戸田ネットソリューションズ」のレコード詳細画面を開きます。
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レコード詳細画面で、[活動履歴を登録する]をクリックします。
アプリアクション機能の設定により、顧客名を引き継いだ、活動履歴アプリのレコード追加画面が表示されます。
案件管理アプリのレコード詳細画面で、[活動履歴を登録する]をクリックしても登録できます。
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レコード追加画面で、「顧客名」の[取得]をクリックします。
ルックアップ機能により、顧客の部署名と担当者名が参照先から取得されます。
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「案件名」の[取得]をクリックします。
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「戸田ネットソリューションズ経費精算システム案件」の[選択]をクリックします。
ルックアップ機能により、案件名と案件詳細が参照先から取得されます。
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他の各項目を入力し、[保存]をクリックします。
アプリ同士で連携した情報を確認する
営業支援パックは、連携したアプリ同士で紐づいた情報を取得できます。
関連レコード一覧で顧客情報に紐づいた案件と活動履歴を確認する
サンプルデータの顧客、「戸田ネットソリューションズ」を例に、操作の手順を説明します。
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顧客管理アプリを開き、サンプルデータ「戸田ネットソリューションズ」のレコード詳細画面を開きます。
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レコード詳細画面で、「案件一覧」または「活動履歴」の[レコードの詳細を表示する]アイコンをクリックします。
顧客情報に紐づいた案件の情報、または活動履歴が表示されます。
表示された画面では、案件や活動履歴の情報を編集することもできます。
また、案件管理アプリのレコード詳細画面で、活動履歴の[レコードの詳細を表示する]アイコンをクリックすると、紐づいた活動履歴を表示できます。