プロセス管理でできること

記事番号:040576

複数のユーザーでレコードの編集や確認をするためのプロセスを設定できます。
申請の承認や稟議の決裁をアプリで管理して、ワークフローのように使うことも可能です。
作業タスク管理やクレーム処理など複数のユーザーで作業するタスクも管理できます。

プロセス管理とは

プロセス管理を設定すると、どの状態(ステータス)で、誰(作業者)が、何をする(アクション)かがアプリに追加されます。

ステータス

プロセス管理を設定すると、各レコードのステータスが表示されるようになります。
スクリーンショット:レコード詳細画面にステータスが表示されている

作業者

ステータスごとに、レコードの編集や確認を行ってステータスを変更するユーザーが、作業者として指定されます。

kintoneのポータル(トップページ)には、自分が作業者に指定されているレコードの件数が、アプリごとに表示されます。
スクリーンショット:ポータルの「未処理」欄。自分が作業者に指定されているレコードの件数がアプリごとに表示されている

表示されたアプリをクリックすると、自分が作業者に指定されているレコードの一覧が表示されます。
スクリーンショット:自分が作業者に指定されているレコード一覧を開くまでの動線を示している

作業者への通知

プロセス管理の作業者になったユーザーには、「自分宛」の通知が届きます。
スクリーンショット:「通知」画面に自分が作業者に指定されたレコードのお知らせが表示されている

通知をクリックすると、レコードの詳細が表示されます。

アクション

アクションを実行すると、次のステータスに移ります。
自分が作業者に指定されているレコードには、アクションのボタンが表示されます。
ボタンをクリックし、次のステータスと作業者を確認して[実行]をクリックすると、レコードのステータスが変更されます。
スクリーンショット:レコード詳細画面でステータスを変更している

例:プロセス管理を使って物品購入の申請と承認をする

物品購入申請アプリを例に説明します。
このアプリでは、レコードを追加したあとに承認者が承認するプロセスが設定されています。

  1. 物品購入申請アプリにレコードを追加します。
    追加したレコードに最初のステータスが表示され、次のステータスに進めるためのボタン(アクション)が表示されます。 スクリーンショット:レコード詳細画面に最初のステータスが表示されている

  2. アクションボタンをクリックします。

  3. 作業者を選択し、[実行]をクリックします。
    ステータスと作業者が変更されます。 スクリーンショット:作業者を選択している ステータスが変更されて自分が作業者でなくなると、アクションのボタンが表示されなくなります。

  4. 作業者に指定されたユーザーが、アクションを実行します。
    スクリーンショット:次のステータスに進めるためのアクションを実行している

    次のステータスに変更されます。
    スクリーンショット:ステータスが次に進んだことを示している