演算子と関数の一覧
計算式で利用できる演算子と関数を説明します。
計算する対象が数値か文字列かで、利用できる演算子と関数が異なります。
演算子の説明
次の演算子が使用できます。
演算子 | 説明 |
---|---|
+ | 数値の足し算を行います。 |
- | 数値の引き算を行います。 単項演算子として、フィールドの値の正負を変換する目的にも使用できます。 |
* | 数値の掛け算を行います。 |
/ | 数値の割り算を行います。 |
^ | 数値のべき算を行います。-100乗から100乗まで計算できます。 べき指数に小数を指定すると、整数に切り下げて計算されます。 例:3^2.5は3^2に変換され、計算結果は9になります。 |
& | 文字列または数値を結合します。 数値型または文字列型のフィールドが参照されていて未入力の場合は、空文字列とみなして結合します。 |
= | 文字列または数値の値が等しければ真、等しくなければ偽を返します。型が異なる比較は偽になります。 |
!= | 「=」の比較結果を反転させたものになります。型が異なる比較は真になります。 |
<> | !=と同様の結果になります。 |
< | 左の値が右の値より小さければ真、右の値以上であれば偽を返します。 |
<= | 左の値が右の値以下であれば真、右の値より大きければ偽を返します。 |
> | 左の値が右の値より大きければ真、右の値以下であれば偽を返します。 |
>= | 左の値が右の値以上であれば真、右の値より小さければ偽を返します。 |
演算子の優先順位
演算子の優先順位を、優先度の高い順に記載します。
- + , -(正符号および負符号の単項演算子:+1、-2など)
- ^(べき算)
- * , /(掛け算と割り算)
- + , -(足し算と引き算)
- &(文字列演算子)
- =, !=, <>, <, >, <=, >=(比較演算子)
関数の説明
関数は大文字と小文字のどちらでも入力できます。
次の関数が使用できます。
関数 | 説明 |
---|---|
SUM |
数値のフィールドコード、値が数値になる計算式、または数値を合計します。 |
YEN |
計算結果を、指定した桁数で四捨五入し、3桁ごとの桁区切りの「¥(円)」形式で表示します。 |
DATE_FORMAT | 日時の形式やタイムゾーンを変更します。 |
IF | 条件を指定し、その条件の真偽によって異なった値を返します。 |
AND | 計算式で指定した条件が全て真となる時は真を返し、そうでなければ偽を返します。 32個までの引数を指定できます。 |
OR | 計算式で指定した条件のいずれかが真となる時は真を返し、そうでなければ偽を返します。 32個までの引数を指定できます。 |
NOT | 条件を反転させます。 |
ROUND | 数値を四捨五入します。 |
ROUNDDOWN | 数値を切り捨てます。 |
ROUNDUP | 数値を切り上げます。 |
CONTAINS | 指定したフィールドが条件(選択肢)と一致しているか、またはテーブル内に条件(検索文字列)と一致する行があるかどうかを判定します。 |