アプリの動作テストをする

記事番号:040483

「アプリの動作テスト」では、作成したアプリを公開する前に、アプリが意図したとおりに動作するかをテストできます。また、公開中のアプリの設定を変更する場合にも、運用環境に反映する前にアプリの動作をテストできます。
アプリの動作テスト環境を利用するには、アプリの管理権限が必要です。

なお、公開中のアプリの運用環境に登録したレコードのデータは、動作テスト環境には反映されません。
また、動作テストで登録したレコードのデータは、動作テスト環境にのみ保存され、公開中のアプリの運用環境には反映されません。

ここでは、アプリの動作テスト画面を開く手順や、動作テスト環境でできないこと、動作テスト環境でできることの例を紹介します。

アプリの動作テスト画面を開く

  1. 「レコードの一覧」画面で、画面右上にある歯車の形をした[アプリを設定]アイコンをクリックします。
    スクリーンショット:[アプリを設定]アイコンが枠線で強調されている

  2. 「アプリの設定」画面で、[設定]タブの「運用管理」にある[アプリの動作テスト]をクリックします。
    スクリーンショット:[設定]タブ上のアプリの動作テスト

すでに動作テストしたときに登録したレコードがあれば、そのレコードのデータが表示されます。 公開中のアプリの運用環境に登録されているレコードのデータは、動作テスト環境には表示されません。

動作テストで登録したレコードのデータは、動作テスト環境にのみ保存され、公開中のアプリの運用環境には反映されません。

動作テスト環境でできないこと

動作テスト環境では、次の設定や操作はできません。

  • レコード一覧の絞り込みは保存できません。
  • グラフは保存できません。
  • 定期レポートの作成と閲覧はできません。
  • 「アプリのアクセス権」のアプリ管理権限の変更内容は、動作テスト環境には反映されません。動作テスト環境にも、運用中のアプリの管理権限が反映されます。
  • プロセス管理の設定やアクセス権の設定が、ほかのユーザーのアカウントでどのように動作するかをアカウントを切り替えて確認する機能はありません。
  • 通知は送信されません。
  • WebhookやSlack連携などの外部サービスとは連携できません。
  • レコードの絞り込みで、条件に「次のキーワードを含む」か「次のキーワードを含まない」を指定すると、正しく絞り込まれないことがあります。

動作テスト環境でできることの例

動作テスト環境でテストできることの例をいくつか紹介します。

  • フォームの設定で配置したルックアップフィールドが、レコード登録時に正しく動作するかを確認できます。
    動作テスト環境でレコード追加画面を開き、ルックアップの[取得]ボタンをクリックして、マスターデータ(参照先)から実際にデータが取得できるかを試すことができます。なお、マスターデータのデータは本番環境のものが取得対象です。
    参考:ルックアップの設定
  • フォームの設定で配置した計算フィールドの計算式が正しく動作するかを試すことができます。
    動作テスト環境でレコード追加画面を開き、テスト用にデータを入力することで、意図した通りに計算結果が表示されるかを試すことができます。
    参考:計算式の設定
  • 設定したアプリアクションが、動作テスト環境のレコード詳細画面に表示されるか確認できます。
    アクションボタンをクリックして、指定したアプリの本番環境に転記できるかを試すことができます。
    参考:アプリアクションの設定