kintoneの表示速度が遅い
利用しているアプリの設定内容/登録内容や、利用状況によっては、kintoneの画面の表示速度が遅くなることがあります。
ここでは、画面の表示速度に影響を与える要因のうち、代表的なものをいくつか紹介します。なお、複数の要因が複合的に影響を与えている可能性もあります。
-
アプリに登録されているレコード数が多い
1つのアプリに登録できるレコード数に上限はありませんが、アプリに登録されているレコード数が多くなるほどデータ量が多くなるため、画面の表示速度が遅くなる場合があります。
レコード数が多くなった場合は、アプリを分けて運用することなどもご検討ください。 -
アプリに配置しているフィールド数が多い
1つのアプリには500個までのフィールドを配置できますが、配置されているフィールドが多くなるほどデータ量が多くなるため、画面の表示速度が遅くなる場合があります。
多くのフィールドを配置している場合は、削除可能なフィールドがないかどうかや、アプリを分けて運用することなどもご検討ください。また、グループフィールドを配置し、他のフィールドをグループフィールド内に移動すると、表示速度を改善できることがあります。
グループ -
レコード内のテーブルの行数が多い
レコード内の1つのテーブルに行が増えると1レコードあたりのデータ量が多くなるため、画面の表示速度が遅くなる場合があります。
テーブルの行が多くなった場合は、アプリを分けて運用することなどもご検討ください。
-
リッチエディターフィールドに登録されたデータが重い
リッチエディターフィールドの登録内容は、HTMLとして保存されます。そのため、他のフィールドに比べてデータが重くなりやすく、登録内容によっては画面の表示速度が遅くなる場合があります。
-
アクセス権が複雑に設定されている
アクセス権が複雑に設定されていると、画面の表示速度が遅くなる場合があります。
アクセス権の条件をまとめることができないかどうかご検討ください。たとえば、複数のユーザーを条件に設定している場合は、グループや組織でまとめて指定することができないかご検討ください。また、不要なアクセス権が設定されていないかどうかもご確認ください。
-
レコード一覧の絞り込み条件が複雑に設定されている
レコード一覧の絞り込み条件の数に上限はありませんが、複雑な条件が設定されていると、画面の表示速度が遅くなる場合があります。特に、以下のような場合は表示速度に影響が出やすくなります。- 「次のキーワードを含む」/「次のキーワードを含まない」を利用した条件を複数設定している
- 絞り込み条件やソートに、データが重いフィールドを指定している
-
アクセスが集中している
ユーザーのアクセスが一定の時間に集中している場合は、画面の表示速度が遅くなる場合があります。特に、データが重いアプリや、複雑な設定のアプリに対するアクセスが集中すると、表示速度に影響が出やすくなります。