kintoneにSUMIF関数はありますか?
kintoneにはSUMIF関数はありませんが、IF関数とSUM関数を組み合わせることで、テーブル内の数値を条件ごとに合計できます。
条件を指定してテーブル内の数値を合計したい場合は、次の手順で対応できます。
Step1. IF関数を使用して条件に一致する数値(行)を抜き出します。
Step2. 該当の数値(行)をSUM関数で合計します。
参考例:テーブルから特定の店舗の売上金額を集計する
「店舗別売上」のテーブルから「大阪店」だけの売上金額を集計する方法を紹介します。
テーブルに配置するフィールド
テーブルに次のフィールドを配置します。
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[ドロップダウン]フィールド
フィールド名とフィールドコード:店舗
選択肢には、東京、大阪、福岡など店舗名を入力します。 -
[数値]フィールド
フィールド名とフィールドコード:売上 -
[計算]フィールド
フィールド名とフィールドコード:大阪店売上
計算式:IF(店舗="大阪",売上,0)
この設定で、店舗が大阪の場合は売上を表示し、大阪以外の場合は0を表示します。
また、テーブルには必要に応じて[日付]フィールドなどを設定します。
テーブル外に配置するフィールド
テーブル外に大阪店の売上を集計するフィールドを配置します。
- [計算]フィールド
フィールド名:大阪店売上合計
計算式:SUM(大阪店売上)
フィールドコードは任意です。
この設定で、大阪店だけの売上を出すことができます。
そのほかの計算式の例
「明細」のテーブルから、「自費」にチェックが入っている行の合計と、チェックが入っていない行の合計をそれぞれ集計します。
「自費」は[チェックボックス]フィールドを使用しています。
計算式は、すべて[計算]フィールドに設定します。
![]()
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「自費」にチェックが入っている場合は「自費金額」に金額を抜き出し、チェックが入っていない場合は「自費以外金額」に金額を抜き出します。
「自費金額」と「自費以外金額」の合計がそれぞれテーブル外に表示されます。
アプリテンプレート
このページで紹介した計算式が設定されたアプリのテンプレートをダウンロードできます。
アプリテンプレート「kintone_sumif.zip」 |
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