ファイルを読み込むアプリを確認する
アプリにファイルを読み込む前に、あらかじめレコードやフィールドがそれぞれデータの登録や更新ができる状態になっているかをご確認ください。
データの登録や更新ができないフィールドや情報がないかを確認する
レコードのフィールドや情報には、ファイルからデータの登録や更新ができないものがあります。
以下のレコードのフィールドや情報が、読み込み先に含まれていないかを確認してください。
ファイルからデータの登録や更新ができないフィールド
以下のフィールドは、ファイルからデータの登録や更新ができません。
- ラベル
- 文字列(1行)(自動計算を設定している場合)
- 計算
- 添付ファイル
- 関連レコード一覧
- ルックアップの「ほかのフィールドのコピー」に指定されているフィールド
- レコードの作成者/作成日時/更新者/更新日時(登録済みのレコードの場合)
- レコード番号
テーブル内にデータの登録や更新ができないフィールドがある場合
テーブル内に、添付ファイルフィールドが含まれていると、登録済みのレコードを更新する際、該当テーブルのすべてのフィールドを更新できません。 該当テーブル以外のフィールドを更新するには、該当テーブルのすべてのフィールドを読み込みの対象から外してください。
ファイルからデータの登録や更新ができないレコードの情報
以下のレコードの情報は、ファイルからデータの登録や更新ができません。
- レコードのコメント
- レコードの変更履歴
- プロセス管理のステータス
- プロセス管理の作業者
なお、レコードのカテゴリーは、ファイルからデータの登録や更新ができます(カテゴリーを有効にしている場合)。
閲覧や編集ができないレコードやフィールドがないかを確認する
ファイルからデータの登録や更新ができるフィールドでも、ファイルを読み込むユーザーに、フィールドの閲覧権限がない場合は、読み込み先として指定できません。
また、ファイルを読み込むアプリや、ルックアップフィールドで関連付けられているアプリで、レコードやフィールドの閲覧・編集権限がない場合、ファイルを読み込んだ際にエラーになることがあります。
必要に応じて、アクセス権の設定を確認してください。
アクセス権の設定
読み込み先のフィールドのデータを更新してよいかを確認する
ファイルからデータを読み込むと、読み込み先のフィールドの値が、ファイルの値に置き換わります。
ファイルの値が空の場合、読み込み先のフィールドの値は、空または初期値(初期値が設定されている場合)になります。
そのため、ファイルを読み込む前には、読み込み先のフィールドにデータを更新してもよいかを確認してください。
データの登録や更新が不要なフィールドは、読み込みの対象から外すこともできます。
特に、以前書き出したファイルを読み込む際などに、登録済みのレコードに誤って古いデータを更新してしまうといったことがないようにご注意ください。
ファイルを読み込む前に、バックアップとして、登録済みのレコードのデータをファイルに書き出しておくことをおすすめします。
ファイルにデータを書き出す
ファイル読み込みに必要な権限が設定されているかを確認する
ファイルを読み込むには、アプリのアクセス権で「ファイル読み込み」の権限が必要です。
なお、アクセス権の初期設定では、「ファイル読み込み」はアプリの作成者だけに許可されています。
また、作成者/作成日時/更新者/更新日時フィールドにデータを読み込むには、「アプリ管理」の権限も必要です。
ファイル読み込みのメニューや読み込み先のフィールドが表示されない場合は、必要に応じて、アプリのアクセス権の設定で、操作するユーザーに対して「ファイル読み込み」や「アプリ管理」の権限を付与してください。 アプリにアクセス権を設定する