ファイルを読み込むアプリを確認する

記事番号:040770

アプリにファイルを読み込む前に、あらかじめレコードやフィールドがそれぞれデータの登録や更新ができる状態になっているかをご確認ください。

データの登録や更新ができないフィールドや情報がないかを確認する

レコードのフィールドや情報には、ファイルからデータの登録や更新ができないものがあります。
以下のレコードのフィールドや情報が、読み込み先に含まれていないかを確認してください。

ファイルからデータの登録や更新ができないフィールド

以下のフィールドは、ファイルからデータの登録や更新ができません。

  • ラベル
  • 文字列(1行)(自動計算を設定している場合)
  • 計算
  • 添付ファイル
  • 関連レコード一覧
  • ルックアップの「ほかのフィールドのコピー」に指定されているフィールド
  • レコードの作成者/作成日時/更新者/更新日時(登録済みのレコードの場合)
  • レコード番号

テーブル内にデータの登録や更新ができないフィールドがある場合

テーブル内に、添付ファイルフィールドが含まれていると、登録済みのレコードを更新する際、該当テーブルのすべてのフィールドを更新できません。 該当テーブル以外のフィールドを更新するには、該当テーブルのすべてのフィールドを読み込みの対象から外してください。

ファイルからデータの登録や更新ができないレコードの情報

以下のレコードの情報は、ファイルからデータの登録や更新ができません。

  • レコードのコメント
  • レコードの変更履歴
  • プロセス管理のステータス
  • プロセス管理の作業者

なお、レコードのカテゴリーは、ファイルからデータの登録や更新ができます(カテゴリーを有効にしている場合)。

閲覧や編集ができないレコードやフィールドがないかを確認する

ファイルからデータの登録や更新ができるフィールドでも、ファイルを読み込むユーザーに、フィールドの閲覧権限がない場合は、読み込み先として指定できません。
また、ファイルを読み込むアプリや、ルックアップフィールドで関連付けられているアプリで、レコードやフィールドの閲覧・編集権限がない場合、ファイルを読み込んだ際にエラーになることがあります。
必要に応じて、アクセス権の設定を確認してください。
アクセス権の設定

読み込み先のフィールドのデータを更新してよいかを確認する

ファイルからデータを読み込むと、読み込み先のフィールドの値が、ファイルの値に置き換わります。
ファイルの値が空の場合、読み込み先のフィールドの値は、空または初期値(初期値が設定されている場合)になります。

そのため、ファイルを読み込む前には、読み込み先のフィールドにデータを更新してもよいかを確認してください。
データの登録や更新が不要なフィールドは、読み込みの対象から外すこともできます。

特に、以前書き出したファイルを読み込む際などに、登録済みのレコードに誤って古いデータを更新してしまうといったことがないようにご注意ください。
ファイルを読み込む前に、バックアップとして、登録済みのレコードのデータをファイルに書き出しておくことをおすすめします。
ファイルにデータを書き出す

ファイル読み込みに必要な権限が設定されているかを確認する

ファイルを読み込むには、アプリのアクセス権で「ファイル読み込み」の権限が必要です。
なお、アクセス権の初期設定では、「ファイル読み込み」はアプリの作成者だけに許可されています。

また、作成者/作成日時/更新者/更新日時フィールドにデータを読み込むには、「アプリ管理」の権限も必要です。

ファイル読み込みのメニューや読み込み先のフィールドが表示されない場合は、必要に応じて、アプリのアクセス権の設定で、操作するユーザーに対して「ファイル読み込み」や「アプリ管理」の権限を付与してください。 アプリにアクセス権を設定する