管理者の種類と権限

記事番号:04058
kintoneには、kintone全体に関わる設定を行う管理者のほかに、各アプリの管理者、各スペースの管理者など、大きく分けて4つの管理者がいます。

ここでは、各管理者ができることや、管理者の設定方法などについて説明しています。

cybozu.cn共通管理者

cybozu.cn共通管理者ができること

ユーザー情報やセキュリティ設定など、cybozu.cnの各サービスで共通している項目を一元管理できます。

できることの例

  • ユーザーや組織の追加、削除(ゲストユーザーを除く)
  • 監査ログの閲覧やダウンロード
  • ログイン時のセキュリティやアクセス制限の設定
  • OAuthを使った外部サービス連携の設定

cybozu.cn共通管理画面の開きかた

kintoneの画面上部の歯車の形をした[設定]アイコンをクリックし、[cybozu.cn共通管理]をクリックします。

スクリーンショット:cybozu.cn共通管理をクリック

cybozu.cn共通管理者の確認方法

cybozu.cn共通管理画面の「ユーザー管理」の「管理者の設定」で、「cybozu.cn共通管理者」欄に追加されているユーザーが、cybozu.cn共通管理者です。
必要に応じて管理者を変更できます。詳細については、次のページを参照してください。
cybozu.cn共通管理者の設定

システム管理者

システム管理者ができること

kintone全体に関わる設定を行います。

できることの例

  • アプリやスペースの作成権限の設定
  • アプリやスペースのテンプレートの作成
  • アプリやスペースの管理
  • kintone全体のカスタマイズ
  • アップデートオプションの設定
  • プラグインの登録
  • お知らせ掲示板の編集
  • ポータルの設定

システム管理者が設定できるアクセス権

  • システムの管理権限
  • アプリの作成権限
  • スペースの作成権限
  • ゲストスペースの作成権限
  • アプリグループの管理権限、閲覧権限

kintoneシステム管理画面の開きかた

kintoneの画面上部の歯車の形をした[設定]アイコンをクリックし、[kintoneシステム管理]をクリックします。

スクリーンショット:kintoneシステム管理をクリック

システム管理者の確認方法

kintoneシステム管理画面の「アクセス権」で、「システムの管理」が有効になっているユーザーが、システム管理者です。
必要に応じて管理者を変更できます。詳細については、次のページを参照してください。
システム管理者を設定する

アプリ管理者

アプリ管理者ができること

アプリ管理者はアプリごとに存在し、そのアプリの設定を変更できます。また、自分がアプリ管理者になっているアプリを一覧で確認できます。

できることの例

  • フォームの設定
  • プロセス管理の設定
  • 通知の設定
  • アクセス権の設定

アプリ管理者が設定できるアクセス権

アプリに対するアクセス権

次の権限を設定できます。

  • アプリの管理権限
  • レコードの閲覧、追加、編集、または削除
  • ファイルの書き出しまたは読み込み

レコードに対するアクセス権

レコードの条件を設定し、その条件に合致するレコードに対して、閲覧、編集、または削除の権限を設定できます。

フィールドに対するアクセス権

配置したフィールドに対して、閲覧または編集の権限を設定できます。

アプリの設定画面の開きかた

「レコードの一覧」画面で、画面右上にある歯車の形をした[アプリを設定]アイコンをクリックします。
スクリーンショット:[アプリを設定]アイコンが枠線で強調されている

アプリ管理者の確認方法

アプリの設定画面の「アプリのアクセス権」で、「アプリ管理」が有効になっているユーザーが、アプリ管理者です。初期設定では、アプリ作成者がアプリ管理者になっています。
必要に応じて管理者を変更できます。詳細については、次のページを参照してください。
アプリにアクセス権を設定する

スペース管理者

スペース管理者ができること

スペース管理者はスペースごとに存在し、そのスペースの設定を変更できます。

できることの例

  • 参加メンバーの管理
  • スペースの公開を参加メンバーに限定するかどうかの設定
  • 複数のスレッドを使用するかどうかの設定

スペース管理者が設定できるアクセス権

スペースの公開を参加メンバーに限定するかどうか設定できます。

スペースの設定画面の開きかた

スペースを開いて、画面右上の「オプション」アイコンをクリックし、[スペースを設定]をクリックします。
スクリーンショット:「オプション」アイコンをクリックし、スペースを設定をクリック

スペース管理者の確認方法

スペースの設定画面の「参加メンバー」タブで、「管理者」が有効になっているユーザーが、スペース管理者です。初期設定では、スペース作成者がスペース管理者になっています。
必要に応じて管理者を変更できます。詳細については、次のページを参照してください。
スペースのメンバーを追加/削除する

権限の設定例

アプリを作成できる人を制限したい

  • アプリの作成を許可したいメンバーにのみ、アプリの作成権限を付与します。
  • アプリの作成権限は、システム管理者が設定できます。なお、初期設定では、すべてのユーザーにアプリの作成が許可されています。
    アプリの作成権限を変更する

アプリを削除できる人を制限したい

  • アプリの削除を許可したいメンバーを、そのアプリの管理者に設定します。
  • アプリ管理者は、現在のアプリ管理者が設定できます。なお、初期設定では、アプリ作成者がアプリ管理者になっています。
    アプリにアクセス権を設定する

なお、アプリ管理者に設定すると、アプリの設定変更も可能になります。十分検討した上で設定してください。

アプリの設定変更の権限を別のメンバーに移譲したい

  • アプリの設定変更を任せたいメンバーを、そのアプリの管理者に設定します。
  • アプリ管理者は、現在のアプリ管理者が設定できます。なお、初期設定では、アプリ作成者がアプリ管理者になっています。
    アプリにアクセス権を設定する

アプリのデータをファイルに書き出せる人を制限したい

  • ファイルの書き出しを許可したいメンバーにのみ、そのアプリのファイル書き出し権限を付与します。
  • ファイル書き出し権限は、アプリ管理者が設定できます。なお、初期設定では、アプリ作成者にのみファイル書き出しが許可されています。
    アプリにアクセス権を設定する

kintoneにプラグインを登録できる人を決めておきたい

  • プラグインの登録を許可したいユーザーを、システム管理者に設定します。
  • システム管理者は、現在のシステム管理者が設定できます。
    システム管理者を設定する

なお、システム管理者に設定すると、kintoneのシステム全体の設定変更も可能になります。十分検討した上で設定してください。