動的グループの抽出条件
動的グループでは、指定した条件に基づいて、自動的にグループのメンバーが更新されます。
条件のタイプに「高度」を選択している場合、より複雑な条件を指定できます。
このページでは、動的グループのメンバーの条件に使用できる演算子やキーを詳しく説明します。
動的グループの条件式
「キー」「演算子」「キーの値」を組み合わせて条件式を作成します。
役職コードが「Manager01」の役職に所属するユーザーを抽出するには、次の条件式を入力します。
title in ("Manager01")
この場合の「キー」「演算子」「キーの値」は、次のとおりです。
- キー
- title
- 演算子
- in
- キーの値
- ("Manager01")
条件式に使用できるキー
次のキーを使用できます。
複数のキーを組み合わせることもできます。
複数の条件式を組み合わせる場合
キー | 意味 |
---|---|
user | ログイン名 |
organization | 組織コード |
group | グループコード |
title | 役職コード |
employeeNumber | 従業員ID |
birtdDate | 誕生日 |
joinDate | 入社日 |
条件式に使用できる演算子
次の演算子を使用できます。キーによって、使用できる演算子が異なります。
- in
- not in
- =
- <
- <=
- >
- >=
キーが「user」の場合
キーの値に指定するログイン名は、「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。
in
指定したログイン名のいずれかに該当するユーザーを抽出します。
複数のログイン名を指定する場合は、「,」(カンマ)で区切ります。
次の例では、ログイン名が「JohnJones」「MichaelWilson」「MarySmith」のユーザーを抽出できます。
user in ("JohnJones", "MichaelWilson", "MarySmith")
not in
指定したログイン名のいずれにも該当しないユーザーを抽出します。
複数のログイン名を指定する場合は、「,」(カンマ)で区切ります。
次の例では、ログイン名が「JohnJones」「MichaelWilson」「MarySmith」以外のユーザーを抽出できます。
user not in ("JohnJones", "MichaelWilson", "MarySmith")
キーが「organization」の場合
キーの値に指定する組織コードは、「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。
in
指定した組織のいずれかに所属するユーザーを抽出します。
次の例では、組織コードが「Sales01」「Sales02」「Sales03」の組織に所属するユーザーを抽出できます。
organization in ("Sales01", "Sales02", "Sales03")
not in
指定した組織のいずれにも所属しないユーザーを抽出します。
次の例では、組織コードが「Sales01」「Sales02」「Sales03」の組織に所属しないユーザーを抽出できます。
organization not in ("Sales01", "Sales02", "Sales03")
<
指定した組織の子組織に所属するユーザーを抽出します。
次の例では、組織コードが「Sales00」の組織の子組織に所属するユーザーを抽出できます。
organization < "Sales00"
<=
指定した組織と、その子組織に所属するユーザーを抽出します。
次の例では、組織コードが「Sales00」の組織、およびその子組織に所属するユーザーを抽出できます。
organization <= "Sales00"
キーが「group」の場合
キーの値に指定するグループコードは、「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。
in
指定したグループのいずれかに所属するユーザーを抽出します。
次の例では、グループコードが「RecruitmentA」「RecruitmentB」「RecruitmentC」のグループに所属するユーザーを抽出できます。
group in ("RecruitmentA", "RecruitmentB", "RecruitmentC")
not in
指定したグループのいずれにも所属しないユーザーを抽出します。
次の例では、グループコードが「RecruitmentA」「RecruitmentB」「RecruitmentC」のグループに所属しないユーザーを抽出できます。
group not in ("RecruitmentA", "RecruitmentB", "RecruitmentC")
キーが「title」の場合
キーの値に指定する役職コードは、「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。
in
指定した役職のいずれかに所属するユーザーを抽出します。
次の例では、役職コードが「Manager」「GenManager」の役職に所属するユーザーを抽出できます。
title in ("Manager", "GenManager")
not in
指定した役職のいずれにも所属しないユーザーを抽出します。
次の例では、役職コードが「Manager」「GenManager」の役職に所属しないユーザーを抽出できます。
title not in ("Manager", "GenManager")
=
役職が設定されていないユーザーを抽出できます。
title = "no title"
キーが「employeeNumber」の場合
in
指定した従業員IDのいずれかに該当するユーザーを抽出します。
次の例では、従業員IDが「0001」「0002」のユーザーを抽出できます。
employeeNumber in ("0001", "0002")
not in
指定した従業員IDのいずれにも該当しないユーザーを抽出します。
次の例では、従業員IDが「0001」「0002」以外のユーザーを抽出できます。
employeeNumber not in ("0001", "0002")
キーが「birthDate」の場合
キーの値に指定する日付は、「"」(ダブルクォーテーション)で囲み、「yyyy-mm-dd」形式で指定します。
時刻やタイムゾーン情報は無視されます。
=
誕生日が指定した日付と一致するユーザーを抽出します。
次の例では、誕生日が1997年8月8日のユーザーを抽出できます。
birthDate = "1997-08-08"
<
誕生日が指定した日付より前のユーザーを抽出します。
次の例では、誕生日が1997年8月8日より前のユーザーを抽出できます。
birthDate < "1997-08-08"
<=
誕生日が指定した日付以前のユーザーを抽出します。
次の例では、誕生日が1997年8月8日以前のユーザーを抽出できます。
birthDate <= "1997-08-08"
>
誕生日が指定した日付より後のユーザーを抽出します。
次の例では、誕生日が1997年8月8日より後のユーザーを抽出できます。
birthDate > "1997-08-08"
>=
誕生日が指定した日付以降のユーザーを抽出します。
次の例では、誕生日が1997年8月8日以降のユーザーを抽出できます。
birthDate >= "1997-08-08"
キーが「joinDate」の場合
キーの値に指定する日付は、「"」(ダブルクォーテーション)で囲み、「yyyy-mm-dd」形式で指定します。
時刻やタイムゾーン情報は無視されます。
=
入社日が指定した日付と一致するユーザーを抽出します。
次の例では、入社日が2017年5月1日のユーザーを抽出できます。
joinDate = "2017-05-01"
<
入社日が指定した日付より前のユーザーを抽出します。
次の例では、入社日が2017年5月1日より前のユーザーを抽出できます。
joinDate < "2017-05-01"
<=
入社日が指定した日付以前のユーザーを抽出します。
次の例では、入社日が2017年5月1日以前のユーザーを抽出できます。
joinDate <= "2017-05-01"
>
入社日が指定した日付より後のユーザーを抽出します。
次の例では、入社日が2017年5月1日より後のユーザーを抽出できます。
joinDate > "2017-05-01"
>=
入社日が指定した日付以降のユーザーを抽出します。
次の例では、入社日が2017年5月1日以降のユーザーを抽出できます。
joinDate >= "2017-05-01"
複数の条件式を組み合わせる場合
複数の条件式をすべて満たすユーザーを抽出する
条件式を「and」でつなぎます。
次の条件をすべて満たすユーザーを抽出する条件式は、次のとおりです。
- 組織コードが「sales00」の組織、またはその配下の組織に所属する。
- 役職コードが「Manager01」の役職に所属する。
条件式
organization <= "sales00" and title in ("Manager01")
複数の条件式のいずれかを満たすユーザーを抽出する
条件式を「or」でつなぎます。
次の条件のいずれかを満たすユーザーを抽出する条件式は、次のとおりです。
- 役職コードが「Manager01」の役職に所属する。
- グループコードが「Leader00」「Leader01」のいずれかのグループに所属する。
条件式
title in ("Manager01") or group in ("Leader00", "Leader01", "Leader02")
優先度を付けて条件式を組み合わせる
優先する組み合わせを丸カッコ「( )」で囲みます。
次の条件をすべて満たすユーザーを抽出する条件式は、次のとおりです。
- 組織コードが「Sales00」の組織に所属する、またはログイン名が「manami-tanaka」である。
- 役職コードが「Manager01」の役職に所属する。
条件式
(organization in ("Sales00") or user in ("manami-tanaka")) and title in ("Manager01")